いであグループの業績
2022年12月期 連結経営成績
売上高は230億3千5百万円、受注高は230億1千9百万円となり、各種利益とともにそれぞれ過去最高を更新しました。
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売上高は、大規模な海洋環境調査や防災・減災関連業務、インフラ施設の設計・維持管理関連業務等の売上および(株)Ides、(株)クレアテックの連結子会社化が寄与したことにより、230億3千5百万円(前年同期は206億2千3百万円)となりました。営業利益は、31億5千4百万円(前年同期は25億4千7百万円)、経常利益は32億7千8百万円(前年同期は21億7百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は21億4千9百万円(前年同期は20億8千3百万円)となりました。受注高は、前年同期比2.6%増の230億1千9百万円となり、受注高、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についてそれぞれ過去最高を更新しました。
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売上高・営業利益・経常利益の推移(連結)
注) 記載金額は、表示単位未満を切り捨てて表示しています。

売上高営業利益率・売上高当期純利益率の推移(連結)

純資産・総資産の推移(連結)

業界でのポジションとお客様比率
決算説明会資料の「 1.当社グループの紹介(2,699KB) のp8「1-3.当社のポジショニング」をご覧ください。
お客様の比率
当社グループの2022年12月期の売上高でみた顧客比率は、官公庁・公益法人が86.4%、民間が13.6%となっています。

次期の見通し
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令和5年度政府予算案によると、一般会計総額は約114兆円と過去最大を更新し、また、令和4年度第2次補正予算は約29兆円という大規模な予算が計上されており、両者は一体として運用されることになっています。当社グループの事業と関係の深い公共事業関係費についても安定的な確保がなされており、「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」が計画的に進められていることに加え、新技術の活用による効率的な老朽化対策、ハード・ソフト一体となった流域治水対策や、先端的なデジタル技術を活用した洪水予測技術の開発加速等の総合的な取組により防災・減災、国土強靭化が推進されることとなっており、当社グループが強みを発揮できる事業が重点化されています。
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また、環境省の令和5年度予算案では、地域・社会インフラ・くらしの脱炭素トランジションの推進、生物多様性国家戦略に基づく30by30目標等の実現、健康被害対策と生活環境保全、外来生物対策や鳥獣保護管理等の強化等が重点施策とされています。また、東日本大震災からの復興・再生と未来志向の取組等の着実な実施も進められることになっています。これらの中には当社グループの強みが活かせる事業が多く含まれることから、当社グループをとりまく市場環境は昨年に引き続き堅調に推移すると見込んでいます。
当社グループは、経営の効率化と組織の一体化・効率化をより一層推進し、イノベーションの加速と総合力(人材、技術力、研究施設・設備、情報)の結集により、事業領域や受注拡大、適正な利益確保に努めてまいります。
2023年12月期の連結業績予想は、売上高232億円(前年同期比0.7%増)を見込んでいますが、今後の成長に向けたDXの推進及び研究機能強化への投資、人件費及び外注費等の増加により、営業利益25億円(同20.8%減)、経常利益25億6千万円(同21.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は16億6千万円(同22.8%減)と見込んでいます。
(「2022年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」より )