【解析サービス】はちみつの蜜源植物分析
2025.12.24
皆さん「はちみつ」はお好きでしょうか?甘くておいしいだけでなく、栄養価の高い食品です。
はちみつは、巣箱近くの様々な花の蜜をミツバチが集めてきて、巣の中で濃縮することで作られています。
市販されているはちみつを見ると「レンゲ」、「リンゴ」などの花の名前が記載されている場合があります。
蜜源となった植物の種類によって、色や味などが異なると言われています。
そこで気になるのが、例えば「リンゴ」と記載されているはちみつは、リンゴの花の蜜のみからできているのでしょうか?
実はそうではありません。
「リンゴ」と記載されているはちみつの多くは、花が咲いている時期のリンゴ畑にミツバチの巣箱を置き、そこで取れたものを「リンゴ」のはちみつとして販売されています。
しかし、ミツバチはリンゴ畑の周辺に咲いている他の植物からも蜜を集めてきてしまうため、「リンゴ」以外の花の蜜も混入していることがあります。
はちみつの蜜源植物を正確に調べることは、実は簡単なことではありません。
ミツバチがどこから蜜を取ってきているのかを観察によって追跡することは、高度な専門知識が必要だからです。
そのため、これまでは製品となったはちみつの中にわずかに含まれる「花粉」を顕微鏡で観察し、その形状から蜜源植物を推定していました。
しかし、花粉の形状から植物種を同定する作業は非常に手間がかかり、種間で形が類似したものも多いため、正確に種を特定することは難しいとされてきました。
しかし、DNA鑑定では、はちみつの中に含まれる花粉からDNAを抽出し、そのDNA情報から蜜源植物を正確に調べることができます。
市販されているはちみつには、「百花蜜」というラベルで売られているものがありますが、その名の通り、"多数のいろいろな花"から集められた蜜が含まれています。
百花密のはちみつは、ミツバチの巣箱が置かれた場所や季節の違いにより、蜜源植物も大きく異なります。
| 科名 | 和名 | 巣箱A-5月 | 巣箱A-6月 | 巣箱B-5月 | 巣箱B-6月 |
| マメ科 | イタチハギ | × | × | × | 〇 |
| マメ科 | ゲンゲ(レンゲ) | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| マメ科 | ハリエンジュ | 〇 | 〇 | × | × |
| マメ科 | シロツメクサ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| マメ科 | フジ | 〇 | × | 〇 | × |
| バラ科 | ナニワイバラ | × | 〇 | × | × |
| バラ科 | ノイバラ | × | 〇 | × | × |
| バラ科 | クマイチゴ | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| バラ科 | クサイチゴ | × | × | 〇 | × |
| バラ科 | バライチゴ | × | × | × | 〇 |
| バラ科 | ナワシロイチゴ | × | × | × | 〇 |
| ミツバウツギ科 | ミツバウツギ | 〇 | × | 〇 | 〇 |
| ウルシ科 | タイワンツタウルシ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| ムクロジ科 | オオモミジ | × | × | 〇 | × |
| ミカン科 | サンショウ | × | × | 〇 | × |
| アブラナ科 | セイヨウアブラナ | 〇 | × | × | × |
| エゴノキ科 | ハクウンボク | 〇 | × | × | × |
| マタタビ科 | サルナシ | × | 〇 | × | 〇 |