平成29年度 西湘海岸環境調査業務
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西湘海岸では海岸侵食により砂浜が縮小・消失する区間が発生しています。また、近年では台風に伴う高波浪時に西湘バイパス(通行量3万台/日)が被災するなど、交通インフラへの被害も発生しています。
本業務では、海岸侵食抑制のために建設が計画されている海岸保全施設の施工に伴う環境への影響・効果把握のための調査を行いました。浅海を対象に、水底質・プランクトン・付着生物・底生生物・藻場・魚介類・魚卵稚仔の現況把握のための調査、および海象観測機器の設置により、台風通過時、南岸低気圧通過時などの荒天時を含む海象データを取得するための調査を行いました。
生物生息状況や生態系の現況と海象の調査結果を踏まえ、海岸保全施設建設による周辺海域環境に及ぼす影響を考察し、工事などにおける配慮事項をとりまとめました。
海岸保全施設の建設を滞りなく推進していくためには、環境への配慮についての社会への説明が不可欠です。今後も当社の技術で貢献できるよう研鑽に努めていきます。
事業区分 | 環境コンサルタント事業 |
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分野 | 環境調査 |
実施事項 | 沿岸生態環境調査 |
発注者 | 国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所 |
実施年度 | 2017 |
位置 | 神奈川県 |
キーワード | 海岸保全施設、海域環境、沿岸生態環境、濁度観測、台風 |
表彰 | 局長表彰(会社、個人) |