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橋梁のアセットマネジメントは、計画的な維持管理により、構造物の安全性を確保し、維持管理費を抑えるための手法です。長期的な維持管理計画の策定により、橋梁の長寿命化を実現します。
これまでに蓄積された社会資本を国民の資産として管理し、延命化を図ることが重要となってきました。橋梁構造物においても、その場しのぎの補修・補強を行うのではなく、予防保全を目指した長期的視野に立ったマネジメントが重要となっています。
経験豊富な技術者が、橋梁マネジメントシステムによる維持管理計画を作成します。これにより、画一的な処理を行うシステムでは実現できない柔軟な対応が可能です。
塩害、アルカリ骨材反応などの劣化要因に応じて、以下のように健全度を評価します。
維持管理履歴のデータベース化、構造物の劣化予測をもとに、最適な維持管理シナリオの選定を実現します。維持管理の基本方針として、以下のようなシナリオを設定します。各シナリオで設定した管理水準(健全度)に従い、対策を実施します。下図に各シナリオによる健全度とLCCの経年変化の例を示します。
重要度に応じて補修・対策時期を調整することにより、予算の平準化が可能です。
自治体の職員や委託業者が実施した橋梁点検結果をデータベース化し、シミュレーションを実施することにより、橋梁長寿命化修繕計画の策定を支援します。また、各自治体の状況に応じ、点検結果分析、耐震補強計画、架替検討等の計画・検討のほか、システムの構築、またシステムの拡張、Web化等のシステム改良まで、総合的に対応します。
全国の橋梁のうち高度経済成長期に建設されたものが約30%(4~5万橋)存在し、当時の塗装が残っているものが多数あります。当時の塗膜(塗料、さび止め剤、顔料)の一部に有害物質(PCB、鉛、クロム)が混入していることが指摘されています。橋梁の維持管理に伴う塗膜剥離作業やその処理にあたっては、労働安全衛生法や廃棄物処理法に従った取り扱いが必須となります。当社では、橋梁等塗膜の採取方法の検討・実施、有害物質の測定・評価、処理方法の提案まで、一括したコンサルティングを行います。
有害物質PCB等についてのご相談は当社まで!!