竹富南航路周辺枝状サンゴ移設
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沖縄県の八重山諸島を結ぶ竹富南航路では、船舶航行の安全確保を目的として航路整備が進められています。当該海域は南西諸島屈指のサンゴの生息地であり、整備区域でも枝状のサンゴ群集が広がっていました。
そこで、環境保全措置として、事業で消失するサンゴの整備区域外への移植を行いました。本業務の主な成果は以下のとおりです。- 当社の特許技術の「コーラル・バギーによる新移植手法」を採用することで、効率的かつ大規模なサンゴ移植に成功し、礫地にサンゴ群集を形成できました。
- 移植後のモニタリング調査では、サンゴ群集内において近接するサンゴ同士が結合し、1年後には強固なサンゴ群集となることを確認しました。
- 移植したサンゴ群集では魚類や底生生物が増加し、他の移植手法と比較してサンゴ群集への生物蝟集効果が速やかに現れることや移植したサンゴの産卵による再生産が確認できました。
事業区分 | 環境コンサルタント事業 |
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分野 | 自然環境の保全・再生・創造 |
実施事項 | サンゴ移設・モニタリング |
発注者 | 内閣府沖縄総合事務局開発建設部石垣港湾事務所 |
実施年度 | 2014 |
位置 | 沖縄県 |
キーワード | 環境保全措置、サンゴ移植、サンゴ礁、魚類、底生生物 |
表彰 | 港湾事務所表彰(会社・個人) |