平成30年度 伊勢湾再生海域推進プログラム策定外実施方策検討業務
-
近年、日本の沿岸域では生物資源が著しく低迷するなどの環境問題を抱えており、国は全国海の再生プロジェクトを立ち上げて「豊かな海の再生」に取り組んでいます。
本業務では沿岸域の環境改善に向けてより良い再生手法をみつけるために、伊勢湾を対象にして海域環境の予測モデル「伊勢湾シミュレーター」の解析を通じて検討しました。具体的には伊勢湾の(1)貧酸素水塊の形成メカニズムを解明、(2)アサリ漁獲量の減少要因の推定、(3)下水処理場での栄養塩の管理運転の有効性を検討しました。
これらの検討成果については「学識経験者からなる検討会」「海の再生全国会議」や「環境デーなごや」「三河湾大感謝祭」を活用して、広く一般の方々にも知っていただく取り組みを実施しました。最後に、これから「豊饒な海:伊勢湾」を取り戻すために、今後取り組まなければならない課題を抽出し、海域推進プログラム(第Ⅱ期)案を検討しました。
なお、本業務は、一般社団法人みなと総合研究財団と共同で実施したものです。
事業区分 | 環境コンサルタント事業 |
---|---|
分野 | 環境評価・環境計画 |
実施事項 | 海域環境改善 |
発注者 | 国土交通省中部地方整備局港湾空港部 |
実施年度 | 2018 |
位置 | 愛知県、三重県 |
キーワード | 全国海の再生プロジェクト、シミュレーション、豊かな海、貧酸素水塊、貧栄養化 |
表彰 | 所長表彰(会社) |