太田川緊急河川敷道路詳細設計外業務
-
広島市内に位置する一級河川太田川(右岸)の緊急河川敷道路に計画される水路横断構造物(12か所)を対象として、事例調査、要求性能の明確化、構造形式の検討を踏まえ、詳細設計を実施しました。
- コンパクトな構造規模
全国の主要河川の事例調査を実施し、治水安全性を確保しつつ、コンパクトな構造規模としました。 - 耐震性・コスト縮減を考慮した構造形式
緊急河川敷道路の耐震性・強靭性を確保するため、水路横断構造物の規模に応じた耐震設計手法を設定し、耐震性の確保とともにコスト縮減を考慮した構造形式としました。 - 大規模地震動(レベル2)を考慮したプレキャスト構造物
“3連並列配置によるプレキャストボックス”では、各部材へ最大応力を想定した応力解析、“軟弱地盤上でのプレキャスト門型カルバート”では、左右の基礎をストラットで結合し、大規模地震時においても安全性を確保する構造を提案しました。 - 環境への配慮
当該区域周辺では希少な塩生植物群落や干潟生物が確認されていたため、環境基礎調査を踏まえ、施工時における環境配慮事項を提案しました(担当:大阪支社生態・保全部)。
- コンパクトな構造規模
事業区分 | 建設コンサルタント事業 |
---|---|
分野 | 交通・物流基盤 |
実施事項 | 緊急河川敷道路の設計 |
発注者 | 国土交通省中国地方整備局太田川河川事務所 |
実施年度 | 2012 |
位置 | 広島県 |
キーワード | 緊急河川敷道路、3連プレキャストボックス、門型プレキャストカルバート、橋梁拡幅設計、環境配慮、施工計画 |
表彰 | 所長表彰(業務・個人) |