排水の生物応答試験
排水採取の計画策定から信頼性の高い生物試験の実施まで、
生物応答による新しい排水管理をお手伝いします。
- 化学分析・リスク評価
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環境中に排出された多種多様な化学物質が、複合的に水生生物に悪影響を及ぼすことが懸念されています。私たちの身の回りで使われている化学物質は数万種とも言われていますが、環境中に排出される化学物質は、排水基準などにより一部が規制、管理されているにすぎません。
そこで、現行の濃度規制による排水管理を補完する新たな方法として、生物応答試験を用いることが環境省で検討されています。生物応答試験により排水中のすべての化学物質を、それらの相互作用も含めた総体的な影響として評価できます。欧米諸国での先行事例※を踏まえ、藻類、甲殻類、魚類の3生物種の生物応答試験が検討されています。
(※米国では「Whole Effluent Toxicity: WET」という生物応答を用いた排水管理制度が1995年から運用されています。)