河川

概要

近年、気候変動の影響により、これまで経験したことのないような豪雨による深刻な水害が毎年のように全国各地で発生しています。このための災害対策をはじめ、豊かな河川環境の保全や創出、効率的な水資源の利活用など、治水、利水、環境に関わるサービスを総合的に提供しています。

河川整備・河道管理

河川計画分野では、洪水災害から住民の暮らしを守るため、流域や水系全体の治水計画、河川整備計画、河道設計、内水対策など各種豪雨対策などの立案や、水害危機管理、リスクマネジメントの提案を行います。また、洪水氾濫を防ぐとともに河川の機能を維持・管理し、良好な河川環境の保全・創出を進めるため、多自然川づくり、自然再生、河道管理計画、河川流域の総合土砂管理なども提案します。AIやDXなどの最新技術も活用して課題解決を提案します。

河川整備基本方針・整備計画の立案、事業評価
河川CIMによる河道計画・設計
河川CIMによる河川維持管理計画の検討
総合的な土砂管理計画の策定
洪水対策と環境保全を両立した河道内樹木管理

河川構造物の計画・設計・維持管理

河川構造物の設計分野では、堤防・護岸・水門・樋門・樋管・排水機場などの河川管理施設の計画・設計のほか、河川管理施設の点検・維持管理や耐震補強設計、環境に配慮した水辺や魚道の設計などを行っています。これらの計画・設計では、BIM/CIMによる3次元設計だけでなく、時間軸にも配慮した4次元設計にも取り組んでいます。

水災害に強い国土づくり

近年の気候変動の影響により激甚化・頻発化する水災害から国民の安全・安心を守るため、正確な予測・評価が求められます。当社では、解析モデルや予測システム、AIなどの技術を用いて、流域治水による防災・減災計画の立案や、土砂洪水氾濫解析、洪水予測システムの構築などに取り組んでいます。

流域治水対策
洪水流、土砂洪水氾濫などに関わる調査、解析
気候変動予測モデルを用いた降雨・海水面変化の予測・解析
複数モデルによる洪水予測システムの構築
移植後の維持管理やモニタリング
氾濫解析、水害ハザードマップ作成・水害リスク情報の提供と周知の支援
まちづくりと一体となった防災減災対策の立案
（浜田河川国道事務所江の川中下流域マスタープラン）

快適な水辺空間の創出

河川整備では治水上の安全性を確保し、さらに生物の生息・生育環境や繁殖環境に配慮した豊かで美しい河川環境の保全・整備が求められています。当社では、人々の建設分野の技術と生物・生態・景観などの環境分野の技術を総合して、心に安らぎと潤いを与え、動植物にとって豊かな河川環境を創出、人と自然とが触れ合える川づくり、健全な水循環系の構築を提案します。